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わたしについて

大学で建築を学んだ後、少しの間大きな会社にいました。 そこでの時間は無駄ではなかったけれど、明るい未来が見えなかった。こどもを産んでおばあさんになってもずっと仕事をしていたいと思っていたけれど、そういう姿を想像できず会社を辞めました。その後、建築系の親の仕事を手伝いながら、作っていきたい家の形が少しずつ見えてきて、まもなく自分の事務所を構えました。その後の10年くらいは自分としては仕事にプライベートに全力だったせいか、あまり記憶が無く(笑)、試行錯誤の連続だったように思います。 結婚してすぐに子どもを授かり、幸せとともに180度変化せざるを得ない生活に思い悩んだときもありました。2人目の子どもが1歳半になるころ、だんなさんの転勤にお付き合いしてみることにしました。理由は、家族が離れて暮らす理由が解らなかったことと、それまで100%とはいえない子育てに向き合うことはきっとこの先プラスになると考えたからでした。 少しの間専業主婦になり、もともと興味のあった「食」に対する活動をしていました。手の中からあっという間に大きくなる子どもを見て、「食べる」ことはとても大切だと思いました。 そんな中、東日本大震災が起こりました。私が生まれ育った川口からは少し離れたところにいましたが、すぐに関東にいる身重の妹のこと、沢山の友人のことが心配になりました。日本中のママたちがきっと同じ想いだったと思いますが、私もたくさんの不安の中こどもを守るためにたくさんのことを勉強しました。そしてそれまで大人として「原発」について何も知らなかったことについて、とても反省をしました。様々な形で私達の生活にこんな大きな影響を及ぼす問題をそのまま子ども達に残してはいけないと思い、デモに行き、仲間と色々な活動をしました。どうしたら子ども達に少なくとも「後はよろしくね」と言える大人でいられるのかと、それまであまり関心のなかった政治にも興味を持ちました。自分たちの生活を考える上で政治はとても大切なものだと気付いたのです。 たくさんの人が同じように気付き、それぞれの思いをそれぞれの形で行動したけれど、政治が大きく変わることはなかった。そんな時まただんなさんの転勤があり、地元に戻ると同時に事務所を再開しました。 そしてずっと暖めてきた自宅を建てました。それが「Luce.」です。 これからはこんなことを考えながら家を創っていきたいと想っています。 少ないエネルギーで気持ちよく暮らせる家を、ひとつひとつ丁寧に創っていきます。

すべての人が豊かな人生を送れるように。

 

Atelier Bio (アトリエビオ) 一級建築士事務所

新井かおり

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