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「空気の授業」を読んで想うこと。

家づくりについて最近、想うことが沢山ある。

セミナーなどではちょくちょくお話しているが、それは建築の「素材」のことでもある。

私の家づくりとしては、自然素材をつかう家づくりをかなり初期のころから取り組み

なるべく本物の、表情があって、経年変化を楽しめ、土に還る、、などの素材で家つくりをしてきた。

しかし、最近、化学物質過敏症に苦しんでおられる方との出会いもあり、

ますます「建築」は人々の健やかな人生に貢献しているのだろうか、という疑問がわいてくる。

 

家づくりにおいて、空気の質を気にする人はわずか。。

建築基準法改正、いわゆるシックハウス法が出来てもシックハウスに罹る人の数は減らなかった、という事実。

 

人が一日に摂取する食料は2キロ。水は2リットル。それに対し、空気は15キロ?!

もちろん人間が摂るものすべてに要因はある。

 

シックハウス症候群の研究の第一人者でもあり、現開成中学・高校の校長・柳沢幸雄工学博士による
『空気の授業』。いま私たちの空気環境を守るために必須の教科書であると思う。
原因不明の体調不良やなぜかスッキリしないもやもやがある方は一読されると良いかもしれません。
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