先日、 環境アレルギーアドバイザー という一社)日本環境保健機構が主催する民間資格を取得しました。
二人の子どもを育てる過程で、一般的な知識は身に付けたつもりでしたが、改めて300ページ超えのテキストを使いレクチャーを受けた事で、法律関係からアレルギーの種類や原因、対処法などを学べたことは有意義な時間でした。
科学技術の発達とともに身の回りの環境も大きく変化し、私たちは衣食住全般において、様々な恩恵を享受しながら生活している一方、良からぬ影響も受けていることも事実です。大気汚染などの屋外環境、家や職場の屋内環境から生活用品における汚染など様々ですが、単に恐れるのではなく上手に付き合っていかなければならないと思います。
2016年の国の調査によると、約2人に1人が何らかのアレルギー疾患に罹患しているそうです。私も花粉症がありますが、子どものアレルギーが多いことも気になっていることです。
参考:厚生労働省健康局がん・疾病対策課「アレルギー疾患の現状等」(平成28年2月)
アレルギーの原因は衛生面や腸内細菌の数、経皮摂取されるものや住環境など、多岐に渡ります。衛生面や食べ物を気にしている人は私の周りにもいますが、空気の質を気にしている方はどれくらいいるでしょうか。
人が摂取する物質を重量比でみると、食べ物は7%、飲み物8%。それに対して呼吸から体内に取り込まれる空気は83%だそうです。そのうち57%は室内空気によるものという研究データがあります。
コロナ禍で室内の滞在時間が増加している方は、家の空気の質について考えてみてはいかがでしょうか。