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家づくりから考えるSDGs vol.2

『家つくりから考えるSDGs』 vol.2      vol.1はこちら

Luceの構造材は地元さいたまの木材を使っています。仕事を始めて間もないころ、さいたまは良質の木材の産地であることを知ったのと同時に、林業の様々な問題を知りました。日本の木材自給率は今でも30%台、森林大国なのに輸入するというチクハグな状況が長い間続いています。大切な自然と、日本の宝である森林は守らなくてはならないし、CO2の観点からも木材の地産地消をもっとすすめないといけません。日本は先進国の中でも5本の指に入る森林大国なのです。

 

断熱材にも木を使っています。もともとは環境大国ドイツで生まれたものでドイツでは年々シェアを伸ばしているそうですが、国産のものもあります。実際に住んでみて、蓄熱性と調湿性に優れ他の断熱材にはない住宅にとても合っている建材だと感じています。そしてもっとも素晴らしいと思うのは、最後はゴミにならず、燃やすと「熱」というエネルギーになることです。

この断熱材を内外に使った工事中の現場は、木の香りいっぱいで、まるで森林浴をしているようでした!

サッシも居室の面するところはすべて木製を使っています。日本の引違いサッシも好きですが、木製サッシは断熱性と気密性が高く、結露をすることがありません。

開き方も少し違い防犯性を保ったまま少しの風を入れたり、掃除は室内側からサッとふけるところも気に入っています。家事ラクは大切な視点ですよね(笑)

土も住宅にはかかせない素材と感じています。多様な表情がつくれることも楽しいですが、余分な水蒸気を吸放出してくれ、空間に優しさと温かさが増します。

次回は、光ついて書きます。読んでいただきありがとうございました!

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