CONCEPTコンセプト
家は創るもの。
日々の積み重ねが「人生」になるように
小さなひとつひとつの集まりが、心地よい「家」を創ります。
少ないエネルギーで、気持ちの良い暮らしをつくります。
01建材
自然の素材で気候風土に合わせ造られた家
古くから日本でも家は身の廻りにある自然の素材で気候風土に合わせ造られて来ました。 しかし戦後、住宅の工業化とともに利便性が重視され、いつしか住まい手のことよりも作り手の目線で作られるようになってしまったように思います。 家つくりも簡単で早く出来るものに変わり、簡単に壊されるようになってしまいました。国の統計では、日本の家の寿命は約26年。それでは、家のローンが終わるとまた次の家を建てる事になってしまいます。
調湿作用のある住まい
住まいに調湿作用は必須です。 ビニールクロスは通気性がなくカビやすいため防カビ剤が、また施工性を考え柔らかくするための可塑剤など環境ホルモンや発がん性が指摘されているものが含まれています。 さらに燃やすとダイオキシンなどを発生させるため、環境負荷が大きいとされています。施工の際の、接着剤の揮発する化学物質についても問題と考えています。
01土
昔から家を土で造っていたように、調湿性のある素材としても家と土の相性は良いと思います。土には漆喰・珪藻土など種類もありますが、建材としての製品差もありますので、打合せの中ではメンテナンスを含め総合的にご提案いたします。
02無垢材
肌に触れる素材はさらに慎重に選ぶ必要があります。 床は気持ちの良さを充分に感じる場所でもあります。素材の特性やインテリアとの相性もありますので、実物を見ながら丁寧に選んでいきます。
03木の断熱材
建築は大量の部品の集合体です。見方を変えると大きなゴミを造っているようにも考えられます。なるべく土に還るもの、また環境負荷の少ないもので造れるように考えて設計しています。
大工技術の継承のできる家づくり
住宅の現場では大工の技能低下が問題になっています。工場でのプレカット化が進み、大工が従来習得した技術を振えない家が多くなっています。 これまで木造住宅では、加工場でいろいろな木の特性をきちんと理解して木取りし、墨をつけ、将来の乾燥や捻れ具合を読んでノミやカンナで適切に加工し組み立てていました。しかし、そのような技術も使われなければ継承されません。大工の技術習得率は3%とまで言われています。木造住宅には大切なことと考えていますので、可能な限り技術の継承のできる家づくりをしていきたいと思っています。
03地産地消
近くのものを活用し、日本が豊かになる家づくりを
近くにあるものを建材として使えば、 手早く手に入り、持ち運びに手間も掛からないため安価に手に入るはずです。そして地域に仕事ができ、お金も落ちるようになります。 建築はそんな地域の活性化に寄与し、社会を変える力を持っていると考えています。 資本が海外に流失せず、日本が豊かになる家づくりをします。
05エネルギー
災害時にも強い、 自給自足できるエネルギーでの家づくり
都会で消費される電気は遠い地方で作られ、ロスを生みながら運ばれてくることを知りました。そして何かに依存していることの脆弱さも解りました。 ならば、とエネルギーの地産地消に挑戦。 ふつうの街中のふつうの家族でも一年を通してほぼ自給自足出来ることがわかってきました。→詳しくはLuce.(自宅兼事務所)へ 災害時にも強い自然エネルギーでの家づくりも応援します。
07地域と共に生きる
地域のオリジナルを生かす
豊かな社会とは、互いの違いを認め、尊重し合えることだと思っています。 地域のオリジナルを生かし、みんながそれぞれの歩幅で、それぞれの生活を描けること、そんな成熟した社会へ近づいていきたいと考えています。
09住み継いでいける家
持続可能“サステナブル”な家づくりをします
構造的安定性はもちろん、可変性のある間取りや素材の使い方も持続可能性のあるものでないとサステナブルとはいえません。 適度な時期のメンテナンスと、家のメンテナンス方法を記した「メンテナンスNote」を竣工時にお渡ししております。 建築家の知識や能力を活用し、社会に貢献するサステナブルな家づくりをします。
断熱もリノベーション
2013年の総務省の調査では全体の13.5%の住宅が空き家となっています。2030年には3割を超えるという民間の調査も。。 古いもののを大切に使うこと、とても大切なことと考えています。ライフスタイルの変化を考えたうえに、必要な性能を足したフルリノベーションのご相談も受付けています。